- プラットフォーム選定とは
- プラットフォーム選定とは、ホームページを「何の仕組みの上に作るか」(WordPress・Webflowなどのノーコード・AIで作る静的サイト等)を決めることです。制作費だけでなく、月額・保守費・拡張性・解約時の移行コストまでがこの選択で決まります。
ホームページの見積もりを比べる前に、ひとつ手前の話をさせてください。サイトを「何の上に作るか」=プラットフォームの選び方を間違えると、同じ内容のサイトでも総額が2〜3倍かさみます。制作費の差ではありません。月額・保守費・そして数年後の「作り直し費」の差です。
✓記事の内容
- プラットフォームで総額が2〜3倍変わる仕組み
- 2026年の使い分けマップ(規模とリスク許容度で決める)
- 提案された時に聞くべき3つの質問
なぜ2〜3倍変わるのか
総額の計算式は格安ホームページの記事でも書いたとおり、「初期費用+月額×36ヶ月+やめる時の費用」です。プラットフォームはこの式の全項目に効きます。
- 月額:サブスク型ツールなら毎月固定で発生。静的サイトならほぼゼロ(僕の自社サイトはドメイン代の年1,500円だけ)
- 保守費:WordPressなら相場月1〜3万円の保守がほぼ必須。静的サイトならその作業自体が存在しない
- 作り直し費:一番高くつく項目。要件に合わないプラットフォームで作ると、数年後にゼロから作り直しになります
つまりプラットフォーム選びは「好みの問題」ではなく「予算の問題」です。ここを制作会社任せにすると、その会社の得意なツールで作られます。あなたに最適なツールで、ではなく。
何で作るか迷ったら|2026年の使い分けマップ
小規模〜中小の一般サイト → AIフルスタック(静的サイト)
会社サイト・店舗サイト・ブログ集客なら、2026年のいまはAIでコードごと作る静的サイトが最有力だと僕は考えています。理由はシンプルで、世界の知識が詰まったAIで作れるからです。Webの技術もSEOもAIO(AI検索対策)も、戦っているのは日本ではなく世界です。世界水準の実装を、月額サブスクなしで持てる。僕の自社サイトがこの方式で、スマホの表示速度は実測97〜98点、運用費は年1,500円です(作り直しの全記録)。
大規模・セキュリティやガバナンス重視 → Webflowなどの商用ノーコード
複数部署での更新権限、監査、サポート体制が要る組織なら、Webflowが現実解です。セキュリティはプラットフォーム側が一括で担い、アメリカでは名だたる企業のマーケサイトで採用が進んでいます。大規模サイトは商用ノーコードへ、という流れは今後も続くと見ています。費用感はWebflowの料金解説へ。日本語サポート重視の小規模ならSTUDIOという選択肢もあります(比較記事)。
WordPressの新規採用 → おすすめしません
理由は別記事に実測つきで書きましたが、要点だけ。表示速度の合格率は2026年時点で約49%と構造的に低く、保守費が恒常的にかかり、そして攻撃する側もAIを使い始めた時代に、公開された脆弱性情報の蓄積が最も厚いCMSです。守る側の負担は、これから軽くなる要素がありません。既にWordPressで運用中なら慌てる必要はありませんが、新規で選ぶ理由は限られます。
「会社独自の固定システム」→ 一番慎重に
その会社でしか使えない独自CMS・決まったツールしか扱えない体制は、料金ではなく出口の無さがリスクです。解約したら何も残らない契約になりがちで、AIの進化にも追従しにくい。僕の見立てでは、ツール固定型の制作会社はこの数年で厳しくなっていきます。選ぶなら「複数の作り方から、あなたの要件で選べる会社」=柔軟性のある会社です。

提案されたら、この3つを聞いてください
- 「なぜこのプラットフォームなんですか?」——あなたの要件からの説明が返ってくるか、それとも「弊社はこれでやってまして」か
- 「5年間の総額はいくらですか?」——初期+月額+保守+更新費まで含めた数字を出せるか
- 「やめる時、サイトとドメインとデータはどうなりますか?」——出口を即答できない会社は、出口で回収する会社かもしれません
3つとも明確に答えられる会社なら、どのプラットフォームを提案されても大きく外しません。答えがあいまいなら、提案されているのは「あなたに合うツール」ではなく「その会社が売りたいツール」です。
▶ Webflow自体の全体像はこちら: Webflowとは?できること・使い方・導入事例まで専門家がわかりやすく解説【2026年版】
まとめ:発注者が仕組みを知っているだけで、総額は変わる
- 小規模〜中小の一般サイト:AIフルスタックの静的サイト
- 大規模・ガバナンス重視:Webflowなどの商用ノーコード
- WordPress新規・独自固定システム:慎重に(総額と出口を必ず計算)
当社はAI制作もWebflow制作も両方やっているので、どちらか一方に誘導する理由がありません。いま検討中のプランが合っているか、5年総額の試算つきで無料診断しています。→ 無料相談はこちら/AIサイト制作の内容はこちら
よくある質問
いまWordPressで運用中の場合も乗り換えるべきですか?
問題なく動いていて保守体制があるなら急ぐ必要はありません。次のリニューアルのタイミングで、5年総額(月額・保守費・作り直し費込み)を他のプラットフォームと比較して判断するのがおすすめです。
STUDIOはどの位置づけですか?
日本語サポートと手軽さを重視する小規模サイト向けの商用ノーコードです。デザインの自由度やコード出力などの「出口」を重視するならWebflow、維持費を最小化するならAI静的サイトが候補になります。
AIフルスタックの静的サイトに弱点はありますか?
会員制やECなど動的機能が中心のサイトには向かず、作れる制作者もまだ少ないです。また品質はAIを使う側の設計力に大きく依存するため、実績の確認が重要です。
プラットフォームを間違えるとどんな費用がかさみますか?
典型例は、名刺代わりのサイトにWordPressを選んで保守費が毎月かかり続けるケースと、要件に合わない格安サブスクで作って数年後にゼロから作り直すケースです。どちらも初期費用の安さで選んだ結果、総額が2〜3倍になります。