AIサイト制作 #発注者の教科書

格安ホームページ制作のからくり|月額980円の正体と、サブスク解約費用の相場

格安ホームページ制作のからくり|月額980円の正体と、サブスク解約費用の相場
サブスク型ホームページ制作とは
サブスク型ホームページ制作とは、初期費用を抑えて月額料金でホームページを持てる契約形態のことです。入口の価格が安い一方で、最低契約期間・解約金・解約時のサイト削除や買い取り・ページ追加などの追加料金で総額を回収する設計になっていることが多く、解約時には制作費の遡及請求として10万〜30万円が発生する例もあります。契約前に総額と解約条件の確認が必要です。

月額980円のホームページ制作は、安く見せて、あとから多く払わせる設計です。980円はサイトの値段ではありません。回収装置の入口の値段です。

意見ではなく、誰でも電卓で検証できる話をします。先に問いをひとつ置きます。月額980円で集客できるサイトを作り、運用し、いつでも解約できる——そんなサービスが実在するなら教えてください。私は存在しないと考えています。事業として成り立たないからです。理由は本文で計算します。

✓記事の内容

  • 格安ホームページ制作の4つのからくりと、サブスク解約時に請求される金額の相場
  • 月額980円が事業として成立しない理由(回収年数の計算)
  • 集客できるサイトを作るのに本当にかかる期間と、自分で作るという選択肢

格安ホームページ制作の4つのからくり【デメリットの正体】

からくり①「その月額、1ページだけの価格です」

広告に出ている月額は、多くの場合ペライチ(1ページ)構成の最小プランの価格です。会社概要・サービス紹介・お問い合わせ・ブログと、普通の会社サイトに必要なページを足していくと、月額は段階的に上がります。広告の月額で自分のやりたいサイトが作れるかどうかは、広告からは絶対に分かりません。

からくり②「オリジナルデザイン」の中身はテンプレートの色替え

数を大量にさばく前提のビジネスなので、1件ごとにデザイナーがゼロから設計することは構造的にできません。実際には既製テンプレートに色とロゴを差し替えます。最近は「AIで制作」と謳いながら、テンプレートへAIで文章を流し込むだけの工程も増えました。私自身AIでサイトを作っている側だから言いますが、AIを使うことと、AIで良いサイトになることは全く別の話です。

からくり③ サブスク型ホームページ制作は、解約に費用が仕込まれている

契約書で一番読んでほしい部分です。よくあるのは次の3点セットです。

  • 最低契約期間と解約金がある
  • 解約するとサイトは削除される(データはもらえない)
  • サイトを残したければ買い取り——数十万円規模の提示も珍しくありません

つまり月額980円のサイトは、やめる時に一番高くつく設計になっています。ドメインを事業者側が所有していて、解約すると育てたURLごと失うケースもあります。

からくり④ 月額の外側で膨らむ

更新は月◯回まで、ページ追加は別料金、写真差し替えはオプション、SEO対策パックは追加契約。入口の月額が安いほど、アップセルの網は細かくなります。3年分の総額に解約時費用まで足して、はじめて本当の価格が見えます。

格安ホームページ制作が月額980円で成立する4つのからくり。1ページだけの価格表示、テンプレートの色替え、解約時のコスト設計、アップセルの4点。
4つとも「入口を安く見せて、出口で回収する」設計

サブスク型ホームページ制作の解約費用|相場は10万〜30万円

格安ホームページ制作でいちばん見落とされるのが、やめる時にいくら払うかです。公開情報で確認できる範囲では、次の2つの方式が使われています。

  • 初期費用0円ぶんの遡及請求:解約時に制作費として10万〜30万円。無料にしていた初期費用を、やめる時にまとめて請求する方式です
  • 残りの契約期間の月額を一括請求。月1万円で契約期間が10ヶ月残っていれば10万円になります

2年間運用して集客できず、他社へ移ろうと決めた——その瞬間に、抑えられていたはずの制作費がまとめて来ます。入口で払わなかったぶんを、出口で払うだけです。

払わない道を選ぶこともできます。ただしその場合は、2年かけて育てたページも、記事も、URLも、問い合わせ導線も、全部捨てることになります。ドメインを事業者が持っていれば、検索順位も一緒に消えます。お金を払うか、資産を捨てるか。格安ホームページ制作の出口は、その二択になりがちです。

月額980円で集客できるサイトは作れるのか|回収に何年かかるか

電卓を出してください。悪意の問題ではなく、算数の問題です。

集客できるサイトを1本作る原価を、仮に20万円と置きます(後の章で根拠を書きます)。月額980円で回収するなら、204ヶ月——17年です。サーバー代もサポート人件費も広告費も、まだ1円も引いていません。月額4,980円に上げても40ヶ月、粗利ゼロで3年4ヶ月かかります。

だから、そのビジネスが取れる道は最初から限られています。

  • 安くする→利益が薄い→大量の契約数が必要
  • 大量に集める→広告費がかかる(Instagramで激安ホームページの広告を毎日見かけるのは、そういうことです)
  • 広告費は価格に乗せられない(安さが売りだから)→では、どこで回収するか

答えが、4つのからくりです。長期契約で2年かけて回収する。解約金で回収する。買い取りで回収する。アップセルで回収する。回収ポイントを入口から出口へ移しただけで、あなたが払う総額は安くなっていません。むしろ広告費のぶん、どこかで余計に払っています。

格安ホームページの安売りが構造的に成立しない流れ。安くすると大量の契約が必要になり広告費がかかり、回収ポイントが長期契約・解約金・買い取り・アップセルという出口へ移る。
悪意ではなく構造。回収ポイントが入口から出口へ移るだけ

もうひとつ、月980円の単価では構造的に不可能なことがあります。あなたの会社のためのミーティング時間が、原価に入っていません。業種の理解も、競合の調査も、集客プランの設計も、その価格には含めようがないんです。だから激安サービスのサイトは、誰の業種にも合わせていない平均のサイトになります。テンプレートに文章を流し込んだサイトは検索でもAI検索でも埋もれるので、月額を払い続けるデジタル名刺として着地します。

格安ホームページ制作の総額と回収ポイントをイメージした図版

集客できるホームページ制作にかかる本当の期間|AIを使っても2週間

原価20万円の根拠を、時間で書きます。2026年9月時点の、私の実感です。

  • テンプレートに雑に流し込むなら1日。ただし集客はできません。検索で見つけてもらう設計が何も入っていないからです
  • オリジナルで設計し、SEOまでこだわるなら1ヶ月のフルコミット。業種調査、キーワード設計、構成、デザイン、実装、計測まで含めての期間です
  • AIで爆速化しても2週間。毎日徹夜しての2週間です。フルスクラッチは性質上、セキュリティも、SEO周辺の仕組みも、コンテンツ配信の仕組みも自分で作ることになります。AIは実装を速くしますが、作るべき物の量は減りません

2週間フルコミットの人件費を、月980円で回収できるでしょうか。できません。だから月980円のサービスは、その工程を実行しないという選択をしています。安いから悪いのではなく、安さと工程が両立しないだけです。

自分でホームページを作るという選択肢|1日で作れるレベルなら自作しましょう

正直に書きます。SEO集客を全く意識せず、個人レベルで名刺代わりのサイトを作るだけなら、1日で終わります。そのレベルのサイトでよければ、私なら5万円もあれば作れます。ただし受注はしません。作っても集客できないと分かっているものを、お金をもらって納品したくないからです。

だから、そのレベルで足りる方には自作をおすすめします。月額を払い続けるより速くて安く、データも自分のものになります。作り方はAIサイト構築の教科書にまとめました。AIの選び方から公開までを1ページに詰めてあり、読めばSEOまでこだわったサイトを自分で作れます。

それでも格安ホームページ制作が合理的なケース【正直に】

  • URLが書いてある名刺が今すぐ必要で、集客は一切期待しない
  • 事業の検証段階で、月数千円以上は本当に出せない
  • 3年後に事業が続いているか自分でも分からない

割り切って使うのはアリです。ただし、その用途なら無料のGoogleビジネスプロフィールとSNSで足りることも多い、というのが正直なところです。

こうしたビジネスが日本で広がっていること自体は、正直に言えば残念に思います。ただ初期のエントリー費用を下げるという一点では、意味のある方向かもしれません。ホームページを持つ心理的なハードルは、確かに下がりました。問題は、下げた費用がどこへ移動したかを買う側が知らされていないことです。

契約前のチェックリスト|格安ホームページ制作の総額の計算式と4つの質問

計算式はこれだけです。

  • 総額 = 初期費用 + 月額 × 36ヶ月 + 解約時費用(解約金・買い取り・作り直し費)
格安ホームページの総額計算の例。初期費用0円・月額4,980円でも36ヶ月で約18万円になり、解約時費用がさらに加わる。
「初期0円」でも、3年の総額は約18万円+解約時費用

初期0円・月4,980円なら3年で約18万円。解約時にサイトが消えるなら、作り直し費用も総額に足してください。そのうえで、営業担当に4つ聞いてください。

  1. この月額で作れるのは何ページですか?
  2. 解約したら、サイトとドメインはどうなりますか? 残したい場合の費用はいくらですか?
  3. デザインはテンプレートですか? 実例を3つ見せてください
  4. 検索やAI検索で見つけてもらうための施策は、何が含まれていますか?

4つとも即答で明確な答えが返ってくるなら、その会社は誠実です。格安でも契約していいと思います。

広告費ゼロで集客しているホームページ制作会社の話

対比として、当社(Web春)の話をさせてください。自慢に聞こえたら、事実かどうかで判定してもらえれば大丈夫です。

  • 一社一社、ミーティングから始めます。業界・競合・目的を理解したうえで、その会社に合った集客設計(SEO・AIO・MEO・SNS連携)を、世界最高峰と評されるAIでサイトに全部実装します。個別最適のサイトは、ミーティングをする会社にしか作れません。大量生産モデルには構造的にできない部分です
  • 広告費を使っていません。集客はすべてSEOとAIO(AI検索対策)の技術です。あなたがこの記事にたどり着いたこと自体が、その実演です
  • そのAIを、おそらくそこらの制作会社が追いつけないレベルまで使い込んでいます。自社サイトはAIで7日間フルリニューアルし、全工程を公開しています。「AIなら簡単でしょ」と思う方は、ぜひ一度ご自分で試してみてください
  • お客さんごとに個別のシステムを作ります。最近も「Instagramの投稿をホームページのお知らせに自動反映させたい」という一人のお客さんのために、その仕組みを開発しました。Googleマップからの集客(MEO)に合わせたAI対策のような細かい要望にも応えています
  • 営業マンを雇っていないので、見積もりの数字は格安広告より高く見えるかもしれません。そのぶん、払ったお金は営業コストではなく制作と運用に使われます
  • 2020年から5年以上、自分のサイトを自分でマーケティングして育ててきました。その手法をそのままお客さんのサイトに実装しています

月額が安く見えるけれど名刺で終わるサイトと、業種に合わせて集客設計から伴走する小さな専門会社。どちらが合うかは、あなたの目的次第です。他社と相見積もりを取ってもらって全く構いません。むしろ、上の4つの質問を全社にぶつけて比べてください。相見積もりの取り方はホームページ発注の教科書にまとめています。

総額でいくらになるのか、検討中のプランの計算だけでも無料でやります。→ 無料相談はこちらAIサイト制作の内容と価格はこちら

よくある質問

月額980円のホームページ制作は詐欺なのですか?

詐欺ではありません。ビジネスモデルの問題です。表示価格は最小構成の入口で、事業としての回収は長期の月額・解約金・買い取り・追加料金で設計されています。仕組みを理解して割り切って使う分には選択肢のひとつです。

サブスク型ホームページを解約すると、いくら請求されますか?

契約によりますが、初期費用0円をうたうサービスでは解約時に制作費として10万〜30万円を遡及請求する方式と、残りの契約期間の月額を一括請求する方式が使われています。月1万円で10ヶ月残っていれば10万円です。金額と条件は契約前に必ず確認してください。

解約するとホームページのデータはもらえますか?

もらえない契約が少なくありません。サイトが削除される、データを受け取れない、残したい場合は買い取り費用がかかる、という設計です。ドメインの所有者が事業者側になっていると、育てた検索順位ごと失います。

集客できるホームページを作るには、どれくらいの期間がかかりますか?

オリジナルで設計しSEOまで実装するなら1ヶ月のフルコミット、AIで爆速化しても2週間が目安です(2026年9月時点)。フルスクラッチはセキュリティ・SEO周辺・コンテンツ配信の仕組みを自分で作るため、AIで実装が速くなっても作る量そのものは減りません。

自分でホームページを作ることはできますか?

できます。SEOを意識しない名刺代わりのサイトなら1日で作れます。AIサイト構築の教科書に、AIの選び方から公開までの手順をまとめています。月額を払い続けるより速くて安く、データも自分のものになります。

契約前に何を確認すればいいですか?

その月額で作れるページ数、解約時のサイトとドメインの扱いと費用、デザインの実例、検索・AI検索対策として何が含まれるか、の4つです。あわせて「初期費用+月額×36ヶ月+解約時費用」で総額を計算しましょう。

このサイトと同じ作り方、試せます。

AIで、公開後に伸ばせる状態のサイトを作ります。費用は要件で決まります(無料相談で概算・着手後に変更なし)。

このサイト自体がAI制作の実例です。制作過程は全公開しています。