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ヘッドレスCMSの料金比較【2026年】無料プランの落とし穴と、失敗しない選び方

ヘッドレスCMSの料金比較【2026年】無料プランの落とし穴と、失敗しない選び方
ヘッドレスCMSの料金とは
ヘッドレスCMSの料金とは、記事や画像をAPIで配信するCMSの利用料のことで、月額の基本料に加えて「データ転送量」「APIリクエスト数」「サイト(サービス)数」「メンバー数」などの従量・上限が組み合わさって決まります。表面の月額より、超過時に止まるのか・課金されるのか・サイトを増やすと契約が増えるのか、という構造の違いが総額を左右します。

こんにちは、Webflow専門家からAI最先端を常に追っているマサトです。

ヘッドレスCMSを料金で選ぶとき、公式サイトの「月額◯円〜」だけを見て決めると高確率で失敗します。理由は単純で、ヘッドレスCMSの料金は月額×構造で決まるから。この記事では2026年8月時点の国内主要サービスの実額を並べた上で、失敗しない選び方を規模別に整理します。

※本記事の比較にはハルCMS(当社開発・2026年8月末公開予定)が含まれます。他社の数値はすべて各社公式サイト・公式ドキュメントの公開情報に基づきます。

まず全体像:国内主要ヘッドレスCMSの料金一覧

サービス無料有料プラン課金の軸
microCMSあり月4,900円(Team)/月75,000円(Business)/Enterpriseデータ転送量・API数・メンバー数。サービス(サイト)ごとに契約
NILTOあり月19,800円(スターター)/49,800円(チーム)/98,000円(ビジネス)APIリクエスト数・スペース数
Craft Cross CMSなし月40,000円〜—(Newt後継・エンタープライズ寄り)
ハルCMSあり月980円(Solo)/2,980円(Studio・サイト無制限)/9,800円(Business)※税込サイト数・メンバー数・ストレージ。PV/転送量は課金対象外
Newt2026年11月24日でサービス終了(移行ガイドはこちら

落とし穴1:無料プランは「止まる」

無料プランの制限は容量ではなく配信の上限に置かれています。ここが本番運用での事故ポイントです。

  • microCMS 無料:データ転送20GB/月。超過すると即APIが停止し、プランを上げるか翌月まで記事が取得できなくなります。画像が多いサイトでは月数万PVで到達し得ます
  • NILTO 無料:月10万APIリクエスト(公式目安で約2万PV)。超過で利用制限
  • ハルCMS 無料:PV・転送量では止めない設計。ただし独自ドメイン配信は有料プランから

「たまにバズる可能性がある」「アクセスが読めない」サイトでは、止まったときに何が起きるか(=サイトの記事欄が空になる)まで想像して選んでください。

落とし穴2:最安プランの「次」が跳ねる

国内の価格ラダーには断層があります。microCMSは月4,900円の次が月75,000円。NILTOはそもそも有料の入口が月19,800円。「4,900円では足りないが75,000円は払えない」という中間の需要——月1,000〜3,000円台で実用になるプラン——は、長らく空白でした。ハルCMSはこの帯(980円/2,980円)を狙って設計されています。自社のサイトが成長したとき、次のプランがいくらかまで見て入口を選ぶのが安全です。

落とし穴3:サイトが増えると契約が増える

制作会社・フリーランス・複数ブランドを持つ企業に一番効くのがここです。microCMSは公式ヘルプで、制作会社がクライアントごとに導入する場合はクライアントごとに新規サービス契約が原則とされています(複数サービスを1契約にまとめられるのはEnterprise)。つまり10案件なら10契約・月額約49,000円。NILTOのチームプラン(49,800円)は10スペースまでです。

一方、1契約でサイト数無制限の設計(ハルCMS Studio・月2,980円)なら、案件が増えても月額は固定です。月額の差は最大で一桁以上になるため、複数サイト前提の方はここを最優先で比較してください。

規模別・失敗しない選び方

  • 個人ブログ・小規模サイト(〜月1万PV):どの無料プランでも回ります。将来の有料化ラインが安いもの(980円帯)か、情報量の多いもの(microCMS)を
  • 企業サイト1つ(〜月数十万PV):microCMS Team(4,900円)または ハルCMS Solo/Studio(980〜2,980円)。転送量が多くなりそうなら「止まらない」側に寄せる
  • メディア・高トラフィック:転送量課金だと費用が読めないため、リクエスト・転送で課金されない構造か、上限の大きいプラン(NILTO・microCMS Business)を実測ベースで比較
  • 制作会社・複数サイト:サイト無制限型(ハルCMS Studio 2,980円)が総額で圧倒的。既存契約の棚卸しから
  • エンタープライズ:SLA・権限管理・サポート体制で選ぶ。microCMS Enterprise・Craft Cross CMS・ハルCMS Business(9,800円・請求書払い対応)

補足:自分のサイトは本当に「たくさんAPIを呼ぶ」のか

見積もりの前提としてひとつ。AstroやNext.jsの静的生成(SSG)で作られたサイトは、APIを呼ぶのはビルド時だけです。読者が何万人来てもCMSへのリクエストは増えません。この作りなら、APIリクエスト上限は実質気にしなくてよく、効いてくるのは画像の転送量だけです。逆にSSR(サーバーサイドレンダリング)やクライアントからのfetchで毎表示APIを呼ぶ作りは、PVに比例してリクエストが増えます。料金プランを見る前に、自分のサイトがどちらの作りかを確認するのが、いちばん確実な見積もりの第一歩です。

関連記事:Newtの移行先・代替CMS比較Newtサービス終了・移行完全ガイド。複数サイト運用の方は、当社開発のハルCMS(1契約サイト無制限・月980円〜)もご検討ください。2026年8月末公開・先行登録受付中です。

よくある質問

ヘッドレスCMSの相場はいくらですか?

国内サービスの有料プランは、入口が月980円〜19,800円、本格運用向けが月40,000〜75,000円が2026年8月時点の実勢です。個人・小規模なら月1,000〜5,000円、企業の本格運用なら月2万円以上を見ておくと現実的です。

無料プランのまま商用サイトを運用できますか?

規約上は各社とも商用利用可能ですが、実用上は制限に注意が必要です。microCMSの無料は転送20GB/月超過でAPIが停止し、NILTOの無料は月10万リクエストで制限されます。アクセスが読めない商用サイトでは、止まらない設計のプランを選ぶか、有料プランを前提にしてください。

データ転送量とは何ですか?なぜ課金されるのですか?

APIレスポンス(記事データ)と画像がCMSのサーバーから読者のブラウザへ送られるデータ量のことです。多くのCMSはAWSなどのクラウド上にあり、データ転送(egress)に1GBあたり十数円の実費が発生するため、転送量が課金軸になっています。エッジCDN(Cloudflare等)を基盤にするサービスは転送の実費が発生しないため、転送量を課金軸にしない料金設計が可能です。

海外CMS(Contentful・Sanity・Strapi)のほうが安くなりませんか?

無料枠は寛大ですが、従量の計算が複雑で円安の影響も受けます。またStrapiのセルフホストはサーバー運用・アップデート・バックアップの人件費が実質のコストになります。管理画面が英語である点も含め、更新担当者が非エンジニアの場合は国産の定額制のほうが総コストは読みやすいです。

失敗しない発注の、第一歩。

資料で、見極めてください。

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