今回は、こんな疑問にお答えします。
- NewtとmicroCMSは、何が違う?
- Newtが終わる前に、どこへ移せばいい?
- 記事や画像は、そのまま持っていける?
こんにちは、ヘッドレスCMS「ハルCMS」を自分で作って運営しているマサトです。
Newtは2026年11月24日(火)13:59に終わります。国産のヘッドレスCMSのNewtが終わると聞いて、僕も考えこみました。
引っ越しで手間なのは、文字じゃなくて写真1枚1枚なんですよね。なので、自分のCMSにNewtからの引っ越し口を付けて、画像も一緒に移す作りにしました。
比較に入れるハルCMSは僕が作っているサービスです。その前提で読んでください。他社の数字は、2026年11月5日に各社の公式ページで見たものです。
先に結論から。1サイトで変換を自分でやれるならmicroCMSで足ります。サイトが複数あって有料プランを使うなら、1契約でサイト無制限のハルCMS Studioが安く済みます。
それでは、順番に見ていきましょう。
この記事の要点
- Newtの代替(移行先)とは
- Newtの代替とは、2026年11月24日13:59に終了するヘッドレスCMS「Newt」から乗り換える先のCMSのことです。国産ではmicroCMS・NILTO・Craft Cross CMS・ハルCMSが候補で、データの入れ方、サイトごとに契約が増えるか、無料枠の上限で止まるかが分かれ目になります。
目次
NewtとmicroCMSの比較は、無料プランの転送量とAPI数で差が出ます
結論、無料プランから無料プランへ移るなら、転送量の上限が100GBから20GBへ5分の1になります。公式の料金表で並べると、以下の違いです。
| 項目 | Newt | microCMS |
|---|---|---|
| 無料の転送量 | 100GB/月(超過時は停止) | 20GB/月(超過時はAPI停止) |
| 無料のリクエスト数 | 100万回/月(超過時は停止) | 無制限 |
| 無料のモデル・API数 | モデル10個 | API 5個 |
| 無料のコンテンツ数 | 10,000 | 10,000件 |
| 無料のメンバー数 | 1人 | 3人 |
| 有料の入口(税抜) | Small 月3,980円 | Team 月4,900円〜 |
| その次(税抜) | Professional 月49,800円 | Business 月75,000円〜 |
差が効く所は2つ。1つ目は転送量です。microCMSの無料枠は超えるとAPIが止まり、翌月1日に戻ります。
2つ目はAPI数です。Newtのモデルに合わせてAPIを作るので、モデルが6個以上あると無料枠に収まりません。
一方で、リクエスト数はmicroCMSが無制限で、メンバーも3人まで入れます。回数で止まる心配がないのは、microCMSの強みなんですよね。
有料のTeamに上げると、転送量は200GB(超えた分は1GBあたり20円)、APIは10個(追加は1個2,000円)になります。
microCMSの無料枠と料金は、ヘッドレスCMSの料金の記事にも書きました。
NewtからmicroCMSへ移行する手順は4段で、手間の大半は変換です
- Newtから記事をJSONで取る
- microCMSに、Newtのモデルに合わせたAPIを作る
- JSONをCSVかマネジメントAPI用に変換して流し込む
- 画像をmicroCMSへ移して、本文の画像URLを書き換える
ここで最初につまずくのが1段目です。Appのエクスポートの対象はProfessional以上なので、Free・SmallはNewt APIかCDN APIで取ります。
3段目が重いのは、公式の取り込み口が無いからです。Newtは他社CMSへの移行サービスを提供していません。
microCMSの料金表にあるのはCSVインポートとマネジメントAPIです。Newt形式の取り込みは、2026年11月5日に公式で探した範囲では見つかりませんでした。
CSVインポートの上限は無料のHobbyで1,000件、Teamで2,000件です。記事が上限より多いなら、マネジメントAPIで入れる形になります。
「JSONを移せば終わりでしょ」と思いきや、最後の画像がデカイ落とし穴です。Newtのストレージに置いた画像は、終了とともに表示されなくなります。
つまり、画像の退避と書き換えまでが移行です。退避の手順はNewtサービス終了の記事に書きました。
自分で変換しないなら、microCMS公式のパートナーを探すページから導入支援の会社を探せます。
Newtの代替になるヘッドレスCMSの比較|4つの料金と移行の手間
| サービス | 無料プラン | 有料の入口 | AI連携(MCP) |
|---|---|---|---|
| microCMS | 転送20GB/月。超えるとAPI停止 | Team 月4,900円〜(税抜) | AIエージェントから入稿できる |
| NILTO | 月10万リクエスト。超えると利用制限 | スターター 月19,800円(税抜) | NILTO MCP。無料は書き込み1日20回 |
| Craft Cross CMS | 公式の記事に案内なし | 月額4万円から | RemoteMCP |
| ハルCMS | 1サイト。配信は共通ドメインのみ。月100万リクエストが目安で、超えても止まらない | Solo 月980円・Studio 月2,980円(税込) | 全プランにMCPサーバーを標準搭載 |
NewtのあとにAIから記事を入れたい人は、MCPの欄を見てください。4つとも手段がありますが、回数の上限や導入の形は違います。
Newt CMSからのデータの入れ方は4つとも違います
- ハルCMS:NewtのエクスポートJSONを取り込むインポータがあります。記事の中の画像も自動で移り、取り込みまでは数分〜十数分です。上限を超えた画像と画像以外のファイルは元のURLのまま残ります
- microCMS:CSVかマネジメントAPIへ、自分でJSONを変換します
- NILTO:公式の移行手順があります。Newt APIで取ってCSVにして入れる流れで、Form Appは対象外です
- Craft Cross CMS:Management APIで、他のCMSからコンテンツを一括で取り込めます
ここで注意が2つあります。1つ目はハルCMSの入口です。
案内しているのはAppのエクスポートJSONなので、Free・SmallでAPIから取ったJSONはお問い合わせから先に相談してください。
2つ目はNILTOのCSVインポートです。移行手順の記事はビジネスプラン以上の機能と書き、料金表は全プラン対応と書いています。申し込む前に問い合わせてください。
移行手順の記事は、14日間の無料トライアルならビジネスプランのCSVインポートが使え、移行後にフリーへ戻せば費用はかからないと案内しています。
複数サイトを持つと、月額の差が大きくなります
制作会社やフリーランスが、10サイトを運用する場合で計算します。
| サービス | 10サイトの月額 | 内訳 |
|---|---|---|
| microCMS | 49,000円(税抜) | Team 4,900円×10契約。1サービスごとに1プラン |
| NILTO | 49,800円(税抜) | チーム(10スペース) |
| ハルCMS | 2,980円(税込) | Studio 1契約(サイト無制限) |
「安いのは値引きでしょ?」違います。僕の場合、修正も更新もAIに任せられるので、人件費はほとんどかからないんですよね。
ただし無制限なのはサイトとメンバーの数です。Studioのリクエストは月5,000万が目安で、超えると止まらずに100万リクエストあたり100円(税込)かかります。
正直、1サイトしか持たないなら、10サイトの差は効いてきません。
Newtの移行先は、サイトの使い方で選びます
- 新しい記事を足さないサイト:CMSを移さず、JSONのまま運営する手があります
- 1サイトだけで、自分で変換できる:microCMS(無料〜Team 月4,900円・税抜)
- 複数サイトを運用する制作会社・フリーランス:ハルCMS(Studio 月2,980円でサイト無制限・税込)
- 大規模で、AI活用まで見据える:Craft Cross CMS(月額4万円から)
- 転送量を気にせず、中規模を1〜数サイト:NILTO(スターター 月19,800円・税抜)
ハルCMSの弱い所も書いておきます。公開は2026年8月11日なので、実績の長さではmicroCMSに及びません。Soloは3サイトまでで、無料プランの配信は共通ドメインだけです。
Newtの件で分かるとおり、CMSも終わることがあります。どこを選ぶにしても、データの出口は見ておいてください。ハルCMSは解約後もデータをエクスポートできます。
Newtの移行先が未定でも、退避は今日やってください
どこへ移るとしても、画像のzipと記事のJSONは今日保存できます。2026年11月24日13:59を過ぎると、データを取り出す手段がありません。
手順はNewtサービス終了の記事に書きました。
ハルCMSへ移すなら、次に開くのはNewtからハルCMSへ移行する手順です。プランと料金はハルCMSの紹介ページにあります。
使いはじめた先着100名は永年半額(Solo 月490円・Studio 月1,490円・税込)で、受付は先着100名に達するか2026年11月24日の早い方までです。
自社でCMSとメールの仕組みを作っている裏側は、メルマガで書いています。開発者の方はメルマガに登録しておいてください。
制作実績
よくある質問
NewtからmicroCMSへはどうやって移行しますか?
NewtからJSONで記事を取り、microCMSにモデルに合わせたAPIを作り、JSONをCSVかマネジメントAPI用に変換して流し込みます。画像はmicroCMS側へ移して、本文の画像URLを書き換えます。Newt側に移行サービスはありません。
NewtとmicroCMSの無料プランはどう違いますか?
転送量はNewtが100GB/月、microCMSが20GB/月で、どちらも超えると止まります。リクエスト数はNewtが100万回/月、microCMSは無制限です。Newtはモデル10個、microCMSはAPI 5個です(2026年11月5日確認)。
Newtのサービス終了はいつですか?
2026年11月24日(火)13:59です。延長はなく、終了後はコンテンツもアセットも削除されます。移行先が決まっていなくても、画像のzipと記事のJSONは今のうちに保存してください。
NewtのJSONをそのまま取り込めるのはどれですか?
ハルCMSにはNewtのエクスポートJSONを取り込むインポータがあり、画像も自動で移ります。上限を超えた画像と画像以外のファイルは元のURLのまま残ります。案内している入口はAppのエクスポートJSONで、対象はProfessional以上です。NILTOは公式の移行手順があり、microCMSはJSONの変換が要ります。
無料プランだけで運用を続けられますか?
上限の内なら続けられます。microCMSは転送20GB/月、NILTOは月10万リクエストが上限です。ハルCMSの無料は1サイトで、月100万リクエストが目安です。超えても止まりません。独自ドメイン配信はSolo(月980円・税込)以上です。
Craft Cross CMSにNewtユーザー向けの特別なプランはありますか?
公式の解説記事に、Newtユーザー向けのプランの案内はありません(2026年11月5日確認)。料金は月額4万円からです。Newtの技術資産を土台にしたサービスで、基本プランで50人まで使えます。





