- Newtの代替(移行先)とは
- Newtの代替とは、2026年11月24日に終了するヘッドレスCMS「Newt」から乗り換える先のCMSのことです。国産ではmicroCMS・NILTO・Craft Cross CMS・ハルCMSなどが候補で、料金の構造(サイトごと課金か・転送量で止まるか)とNewtインポータの有無が選定の分かれ目になります。
こんにちは、Webflow専門家からAI最先端を常に追っているマサトです。
Newtは2026年11月24日にサービスを終了します。この記事では「では、どこへ移るのが正解か」を、国産ヘッドレスCMS4つ——microCMS・NILTO・Craft Cross CMS・ハルCMS——の比較で答えます。数字はすべて2026年8月時点の各社公式サイト・公式ドキュメントの公開情報に基づきます。
※比較に含まれるハルCMSは当社(Web春)が開発するサービスです。その前提でお読みください。事実関係はすべて出典ベースで書いています。
結論:用途別の最短回答
- 1サイトだけ・情報の多さ重視 → microCMS(無料〜月4,900円)
- 複数サイトを運用する制作会社・フリーランス → ハルCMS(月2,980円でサイト無制限・2026年8月末公開)
- 大規模・エンタープライズでAI活用まで見据える → Craft Cross CMS(月40,000円〜)
- 転送量の心配をせず中規模を1〜数サイト → NILTO(月19,800円〜)
4サービスの料金比較(2026年8月時点)
| サービス | 無料プラン | 有料の入口 | その次 | 課金の軸 |
|---|---|---|---|---|
| microCMS | あり(転送20GB/月・超過でAPI停止) | 月4,900円(Team) | 月75,000円(Business) | データ転送量+サービス(サイト)ごとに契約 |
| NILTO | あり(月10万リクエスト・目安2万PV) | 月19,800円(スターター) | 月49,800円(チーム) | リクエスト数+スペース数 |
| Craft Cross CMS | なし | 月40,000円〜 | —(要問い合わせ) | — |
| ハルCMS | あり(1サイト・記事数無制限・PVで止めない) | 月980円(Solo・税込) | 月2,980円(Studio・サイト無制限) | 1契約でサイト無制限・PV/転送量は課金対象外 |
比較の視点1:無料と実用の間の「崖」
ヘッドレスCMS各社の無料プランには、本番運用で必ずぶつかる壁があります。microCMSはデータ転送20GBを超えた時点でAPIが停止します。画像の多いサイトだと月数万PVで到達し得る量です。NILTOの無料は月10万リクエスト(同社の目安で約2万PV)で利用制限。つまり「無料のまま本番を回し続ける」のは、どちらも小規模サイト限定と考えるべきです。
Newtの無料プラン(コンテンツ1万件・転送100GB/月)が寛大だったため、同じ感覚で移行先を選ぶと想定外の停止や課金に遭います。ここが移行検討でいちばん注意すべき点です。
比較の視点2:複数サイトを持つと総額が桁で変わる
制作会社・フリーランスがクライアントサイトを10件運用するケースで計算します。
| サービス | 10サイト運用の月額 | 内訳 |
|---|---|---|
| microCMS | 約49,000円 | Team(4,900円)×10契約。公式ヘルプでも制作会社はクライアントごとに新規サービス契約が原則(複数サービスを1契約にまとめられるのはEnterprise) |
| NILTO | 49,800円 | チームプラン(10スペース) |
| ハルCMS | 2,980円 | Studio 1契約(サイト無制限)。11サイト目からも追加費用なし |
この構造差は値引きではなく、ハルCMSがデータ転送の従量原価が発生しないCloudflareのエッジ基盤上に作られていること・開発と運用をAIが担う前提で人件費を価格に乗せていないことによります。逆に言えば、1サイトしか持たないならこの差は効いてきません。用途で選んでください。
比較の視点3:Newtからの移行のしやすさ
- ハルCMS:NewtのエクスポートJSONをそのまま取り込むインポータを公開時(2026年8月末予定)に提供。画像もURLから自動取り込み予定。事前にNewt移行チェッカー(無料)でデータの棚卸しが可能
- microCMS:Newt形式の直接インポートは公式提供されていないため、エクスポートJSONをAPI経由の登録スクリプトやCSVに変換する作業が必要。パートナー制作会社による移行支援サービスも多い
- NILTO:公式ヘルプに「NewtからNILTOへの移行手順」チュートリアルがあり、手順が整備されている
- Craft Cross CMS:Newtの技術資産を継承しており概念が近い。導入は同社・導入支援パートナー経由が中心
移行先を決める前に、退避だけ先に
どのCMSに移るとしても、NewtのエクスポートJSONと画像ファイルの退避は今日できます。終了日を過ぎるとデータを取り出す手段がなくなるため、検討と並行して必ず済ませてください。手順はNewtサービス終了・完全ガイドにまとめています。
複数サイト運用での移行先として当社のハルCMSを検討いただける場合は、サービス紹介ページをご覧ください。公開前の先行登録(無料)で、Newtからの移行先着100名は永年半額(Solo 490円/Studio 1,490円)の対象になります。
よくある質問
Newtから一番かんたんに移行できるのはどれですか?
「NewtのエクスポートJSONをそのまま取り込めるインポータがあるか」で決まります。ハルCMS(2026年8月末公開予定)はNewt JSON形式のインポータを提供予定です。microCMS・NILTOへはエクスポートJSONを各社のインポート形式(CSV等)に変換する作業が必要で、モデル構成が複雑なほど工数が増えます。
無料プランだけで運用を続けることはできますか?
サイトの規模によります。microCMSの無料はデータ転送20GB/月を超えるとAPIが停止し、NILTOの無料は月10万リクエスト(目安2万PV)で制限がかかります。ハルCMSの無料はPV・転送量では止まりませんが、独自ドメイン配信が有料(月980円〜)です。月数千PVの小規模サイトならどれも無料で回せます。
Craft Cross CMSはNewtユーザー向けの特別プランがありますか?
2026年8月時点の公開情報では、単体で月40,000円からの提供とされています。Newtの技術資産を引き継いだサービスであるため操作感の近さは期待できますが、価格帯はエンタープライズ寄りです。詳細は同社の公式情報をご確認ください。
海外のヘッドレスCMS(Contentful・Sanity)は候補になりますか?
エンジニアが自分で運用するサイトなら十分候補になります。ただし管理画面・ドキュメント・サポート・請求が英語で、料金も従量制が複雑なため、非エンジニアの更新担当者がいる日本のサイト運用では国産の方が事故が少ないのが実情です。