今回は、こんな疑問にお答えします。
- Newtのサービス終了まで、あと何日ある?
- 今日のうちに、何を保存しておけばいい?
- 終わったあと、サイトはどうなる?
こんにちは、ヘッドレスCMS「ハルCMS」を自分で作って運営しているマサトです。
Newtは2026年11月24日(火)13:59に終わります。2026年11月5日時点で、残りは19日。延長はなく、終了後はデータも全部削除されます。
終了のお知らせを読んで、いちばん重かったのは画像の話でした。文章はエクスポートで持ち出せても、退避しなかった画像は消えるんですよね。
なので、自分のCMSにNewtからの引っ越し口を付けて、取り込むときに画像も自動で移す作りにしました。
もうひとつ、このガイドの間違いも直しました。以前は全員に「App設定からエクスポート」と案内していましたが、公式の料金表で対象なのはProfessional以上でした。
それでは、今日やることから順番に見ていきましょう。
この記事の要点
- Newtのサービス終了とは
- Newtのサービス終了とは、国産ヘッドレスCMS「Newt」が2026年11月24日(火)13:59にCMS App・Form Appを含む全サービスを終えることです。2025年5月20日に公式発表され、新規スペースの作成は停止済み。延長はなく、終了後は管理画面もAPIも使えず、コンテンツとアセットの情報は削除されます。
目次
Newtのサービス終了までに今日やる退避は3つです
今日やることは以下の3つです。移行先が決まっていなくても、全部できます。
- 画像とファイルをzipで落とす
- 記事をJSONで保存する
- フォームの受信メッセージをCSVで落とす
1. 画像とファイルをzipで落とす
僕が先にすすめるのは画像です。いちばんこわいのは、記事より画像なんですよね。Newtに置いた画像は、終了後に表示されなくなります。
手順は、管理画面の「スペース設定 > 一般」にある「アセットの一括ダウンロード」で「ダウンロード開始」を押すだけ。ファイルの生成には通常数分かかります。
生成が終わったら「ダウンロード」を押します。アセットの数によってファイルは複数に分かれるので、全部落としてください。
できたzipを解凍すると、画像URLのパスと同じフォルダ構成で入っています。移行先へ置き直すときに使うので、構成を崩さず保管してください。
Assets APIの画像URLは、{spaceUid}.assets.newt.so で始まります。
2023年5月29日以前に作ったスペースは別の形のことがあるので、JSONの実物を見てください。
URLから拾って落とす別の方法は、Newtの画像を一括ダウンロードする方法に書きました。
2. 記事をJSONで保存する
記事の取り出し方は、契約プランで分かれます。2026年11月5日に公式の料金表を見ると、Appのエクスポートの対象はProfessionalとEnterpriseだけでした。
自分のプランは、スペース設定の「プランと請求」で分かります。
- Professional・Enterprise:「App設定 > 一般 > Appのデータをエクスポートする」で「エクスポートを実行」を押します。Appごとに必要で、Appの管理者権限が要ります
- Free・Small:APIで取ります。公式の退避の案内も、コンテンツの取り出し先はAPIです
APIは2種類あります。下書きも残すならNewt API、公開中の記事だけでよければCDN API。どちらもキーは「スペース設定」の「APIキー」で作ります。
ターミナルが使えるなら、以下の1行で1モデル分のJSONを保存できます。
curl -H "Authorization: Bearer APIキー" "https://スペースUID.cdn.newt.so/v1/AppUID/モデルUID?limit=100" -o article.json上記の1行はCDN APIの例です。下書きも取るなら、URLの cdn を api に変えて、Newt API用のキーを使います。キーはAPIごとに別です。
記事が100件を超えるときは、skipの値をずらして分けて取ります。1回の返事が7MB以上だとエラーになるので、そのときはlimitを減らしてください。
「JSONを落としたから安心」と思いきや、デカイ落とし穴があります。JSONに入っているのは画像のURLだけで、画像の本体は入っていません。だから、画像のzipが別に要るんです。
保存したJSONは、Newt移行チェッカー(無料・登録不要)に入れると記事数と画像数をその場で数えられます。処理はブラウザの中だけで終わり、サーバーには送りません。
3. フォームの受信メッセージをCSVで落とす
Form Appを使っていたら、終了後は受信トレイも開けません。フォームごとに受信トレイを開いて、全てのメッセージを選び、「CSVダウンロード」を押してください。
ここで1つ注意です。解約の手順はFreeへのダウングレードから始まります。Appのエクスポートを使う方は、ダウングレードの前に書き出してください。
Newtのサービス終了はいつ?2026年11月24日13:59で延長はありません
結論、終了は2026年11月24日(火)13:59です。公式のよくある質問に時刻まで書かれていて、過ぎると管理画面もAPIも使えません。
延長もありません。公式は「ユーザーの皆さま一律に延長不可」としています。アカウントからコンテンツ、アセットまで全部削除され、閲覧や復元の依頼にも応じていません。
| 日時 | 起きること |
|---|---|
| 2025年5月20日 | サービス終了の告知と、新規スペースの作成終了 |
| 2026年10月分 | 最後の請求(11月分の請求はなし) |
| 2026年11月24日 13:59 | 全サービス終了。管理画面もAPIも使えなくなる |
| 2026年11月25日以降 | 問い合わせの窓口は info@newt.so |
2026年11月5日に公式のお知らせ一覧を見ましたが、終了日を変える案内はありませんでした。最新のお知らせは2025年12月19日のチャットサポート休業です。
ちなみにNewtは、東京のNewt株式会社が2022年3月にリリースした国産のヘッドレスCMSです。CMS AppとForm Appが両方終わります。
Newtが終わると、APIと画像に頼るページが止まります
結論、止まるのはNewtのAPIと画像に頼っている部分です。サイトの作りごとに、起きることが違います。
- ページを開くたびにAPIから記事を取る作り:記事が取れなくなります
- Newtの画像URLをそのまま表示する作り:画像が出なくなります
- Form Appのフォーム:送信先がなくなります。公式は他社製のヘッドレスフォームを移行先に挙げています
ビルド済みの静的サイトは、ページ自体は残ります。ただしAPIが止まるので、再ビルドも記事の更新もできません。
画像のURLがNewtのままなら、文字だけ残って写真の枠が空いたページになります。想像したら、けっこうきついじゃないですか。
僕は2022年にブログで「ノーコードは終わったらサイトごと消える」と書きました。予言が当たっても全然うれしくないです。
Newt CMSの移行先は、記事を更新し続けるかで決めます
結論、新しい記事を足さないならCMSを移さない手があります。更新を続けるなら、料金と止まり方で選びます。
新しい記事を足さないなら、JSONのまま運営できます
公式は、新しくデータを追加しない場合、エクスポートしたデータでの運営は基本的に可能としています。Next.js向けのチュートリアルも公開されています。
やることは、APIの呼び出しをJSONの読み込みに変えて、画像をサイト側へ置き、JSONの画像URLを置き換える作業です。
更新を続けるなら、料金と止まり方で比べます
| 移行先 | 無料プラン | 有料の入口 | Newtからの入れ方 |
|---|---|---|---|
| microCMS | 転送20GB/月。超えるとAPI停止 | 月4,900円〜(税抜) | CSVかマネジメントAPIへ自分で変換 |
| NILTO | 月10万リクエスト。超えると利用制限 | 月19,800円(税抜) | 公式の移行手順あり(APIで取りCSVで入れる) |
| Craft Cross CMS | 公式の記事に案内なし | 月額4万円から | Management APIで一括取り込み |
| ハルCMS | 1サイト。配信は共通ドメインのみ。月100万リクエストが目安で、超えても止まらない | Solo 月980円・Studio 月2,980円(税込) | エクスポートJSONをインポータで取り込み |
数字は2026年11月5日に各社の公式ページで見たものです。ハルCMSは僕が作っているサービスなので、その前提で読んでください。
比べる軸は2つ。1つ目はサイトの数で、microCMSは1サービスごとに1プランです。2つ目は止まり方で、無料プランの上限を超えたときの動きが各社で違います。
NewtとmicroCMSの細かい違いと10サイトの総額は、NewtとmicroCMSの比較の記事に書きました。
ハルCMSへ移す場合に見ておくこと
ハルCMSは、NewtのエクスポートJSONを取り込むインポータを用意しています。記事の中の画像も自動で移り、取り込みまでは数分〜十数分です。
ただし枚数やサイズの上限を超えた画像と、画像以外のファイルは元のURLのまま残ります。zipは別に落としてください。
ただし、案内している入口はAppのエクスポートJSONです。Free・SmallでAPIから取ったJSONを入れたい場合は、お問い合わせから先に相談してください。
公開は2026年8月11日なので、実績の長さではmicroCMSに及びません。無料プランの配信は共通ドメインだけで、独自ドメインはSolo以上です。
Newtの移行チェックリスト
- □ 画像とファイルのzipを全スペース分落とした
- □ 記事のJSONを全モデル分保存した(Free・SmallはAPI)
- □ Form AppのメッセージをCSVで落とした
- □ 移行先にデータを入れて、サイトのAPI呼び出しを書き換えた
- □ 画像を新しい置き場へ移して、本文の画像URLを置き換えた
- □ URLが変わる記事に301リダイレクトを設定した
- □ 新旧のページで、画像・カテゴリ・日付の欠けを見比べた
- □ 有料プランはFreeへ下げて、スペースとアカウントを削除した
Newtの移行先が決まっていなくても、退避は今日やってください
どこに移るかは、退避のあとで決めればいいんです。ただ、2026年11月24日13:59を過ぎるとデータを取り出す手段がありません。11月24日は、思っているより近いです。
ハルCMSへ移すなら、手順はNewtからハルCMSへ移行する手順にあります。全体と料金はハルCMSの紹介ページです。
使いはじめた先着100名は永年半額(Solo 月490円・Studio 月1,490円・税込)で、受付は先着100名に達するか2026年11月24日の早い方までです。
移行で詰まったら、お問い合わせフォームからJSONの構成を添えて送ってください。
制作実績
よくある質問
Newtはいつまで使えますか?
2026年11月24日(火)13:59までです。公式のよくある質問に時刻まで書かれています。延長はなく、チャットサポートも同じ時刻まで。11月分の請求はなく、10月分が最後です。
何もしないとサイトはどうなりますか?
NewtのAPIから記事を取っている部分は取得できなくなり、Newtの画像URLをそのまま出している部分は画像が表示されなくなります。ビルド済みの静的サイトはページ自体は残りますが、再ビルドと更新はできません。
データのエクスポートはどうやりますか?
画像は「スペース設定 > 一般 > アセットの一括ダウンロード」でzipにします。記事はProfessional以上なら「App設定 > 一般 > Appのデータをエクスポートする」、Free・SmallならNewt APIかCDN APIで取ります。Form Appは受信トレイからCSVです。
Form App(お問い合わせフォーム)も終了しますか?
終了します。公式の告知に「CMS App・Form App共にサービス提供を終了」と書かれています。受信メッセージはCSVで落とせます。移行先について、公式は他社製のヘッドレスフォームを挙げています。
後継サービスはありますか?
プレイドのCraft Cross CMSがNewtの技術資産を土台にしています。料金は月額4万円からです。Newt側は特定のCMSへの移行サービスを提供していないので、エクスポートしたJSONをもとに自分で移します。
Newtはどこの国のサービスですか?
日本です。東京都中央区のNewt株式会社が2022年3月にリリースした国産のヘッドレスCMSです。





