スキャンした書類を整える
複合機やスマホでスキャンしたPDFは、そのままでは渡しにくい状態のことがあります。向きが横になっている、白紙のページが挟まっている、重すぎてメールに乗らない、文字を検索できない——スキャン特有の4つの困りごとを順番に片づけます。作業はすべてブラウザの中だけで完結します。契約書や請求書のような社外に出せない書類も、どこかへ送ることなく整えられます。
スキャンしたPDFが「渡しにくい」理由
スキャンされたPDFは、見た目は書類でも、中身はページの写真が並んだファイルです。パソコンで作ったPDFとは性質が違うため、次のような困りごとが起きます。
| 起きること | 原因 |
|---|---|
| ビューアで回しても、次に開くと元に戻る | ビューアの回転は表示だけを変えており、ファイルには保存されていない |
| 白紙のページが挟まっている | 両面読み取りで、裏が白紙の用紙も1ページとして取り込まれる |
| 数十MBになる | 1ページが高解像度の写真で、枚数ぶん積み上がる |
| 文字を検索・コピーできない | 文字ではなく画像として記録されている |
整える4つの手順
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向きを直して保存する
横向きのページは、PDF 回転で正しい向きに回してから保存します。ビューアの回転ボタンとの違いは、ファイル自体の向きが変わる点です。相手が開いたときにも直った状態で表示されます。ページごとに回せるので、1枚だけ天地が逆というスキャンにも対応できます。
PDF 回転をひらく → -
白紙・不要なページを取り除く
両面読み取りでできた白紙ページ、テスト用に取り込んだ1枚目、二重に読み込まれたページを削除します。全ページのプレビューが並ぶので、白紙を目で確認して印を付けるだけです。削除したページ以外はそのまま残り、元のファイルには手を加えません。
PDF ページ削除をひらく → -
書かれている文字を取り出す
スキャンしたPDFは中身が画像なので、そのままでは検索もコピーもできません。文字を使いたい場合は、2つの道具を続けて使います。まずPDF JPG 変換でページを画像にし、その画像を画像 文字起こしに読み込ませます。読み取った文章はその場で編集できるので、誤りを直してから使ってください。
活字であれば実用的な精度で読み取れますが、手書き文字・かすれた印字・斜めに入ったページは苦手です。金額や日付など間違えられない箇所は、必ず元の書類と突き合わせてください。
PDF JPG 変換をひらく → 画像 文字起こしをひらく → -
メールで送れる大きさにする
最後に重さを整えます。スキャンPDFは中身が写真なので、圧縮がよく効きます。実測で75〜85%小さくなり、10MBの資料が2MB前後まで落ちます。ただし各ページを画像として作り直すため、圧縮後は文字の選択・検索ができなくなります。文字を選べる状態で渡す必要がある書類は、圧縮ではなくページ分割で対応してください。
PDF 圧縮をひらく → PDF 分割をひらく →
よくある質問
書類はどこかに送られますか?
送られません。読み込みから編集・ダウンロードまで、すべてブラウザの中だけで処理します。契約書・請求書・カルテのような社外に出せない書類もそのまま扱えます。
ビューアで回して保存したのに、次に開くと戻っています。
ビューアの回転ボタンは表示の向きを変えるだけで、ファイルには書き込まれていないためです。PDF 回転で回してからダウンロードすると、ファイル自体の向きが変わり、相手の環境でも直った状態で開きます。
スキャンしたPDFの文字を検索できるようにできますか?
文字を取り出すことはできますが、PDFに文字情報を埋め込み直す機能は現在ありません。PDF JPG 変換でページを画像にし、画像 文字起こしで読み取ったうえで、必要な部分をコピーしてお使いください。
圧縮すると読めなくなりませんか?
「標準」を選べば、印刷にも耐える読みやすさを保ちます。画面で確認するだけなら「強」でさらに小さくできます。仕上がりは1ページ目のプレビューに出るので、ダウンロードの前に読みやすさを見てから決めてください。