AIが書いた文章を、提出できるWordにする

ChatGPTやClaudeに議事録・報告書・企画書を書かせて、Wordに貼り付けたら ##| といった記号がそのまま残った——原因と直し方をまとめました。作業はブラウザの中だけで完結し、文章はどこにも送信されません。社外に出せない議事録や人事の資料も、そのまま扱えます。

記号が残るのは、AIがMarkdownで書いているためです

AIの回答はMarkdown(マークダウン)という記法で書かれています。画面の上では見出しや表として整って見えるのは、チャットの画面がその記法を解釈して表示しているからです。文章そのものは、次のような記号を含んだ文字列です。

画面での見え方実際の文字列
大きな見出し# 決定事項
太字**毎週金曜**
箇条書き- 調査を完了する
| 項目 | 金額 | の行が続く

Wordは記法を解釈しないため、記号が文字として残ります。手で消していくと、見出しの大きさや表組みを1つずつ作り直すことになり、AIに書かせて短縮した時間がそこで消えます。記法を書式に変換するのが正しい手順です。

提出できる形にするまでの4つの手順

  1. AIの回答をそのままコピーする

    整形しようとせず、回答をまるごとコピーします。記号は残したままで構いません。むしろ記号が変換の手がかりになるため、消さずに持ってきてください。チャットによってはコピー用のボタンが付いています。

  2. 貼り付けてWordに変換する

    Markdown Word 変換の入力欄に貼り付けて、変換します。見出し(1〜6段階)・太字・斜体・取り消し線・箇条書き・番号付きリスト・チェックリスト・表・引用・コードブロック・水平線・リンクが、Wordの書式として組み上がります。番号付きリストは入れ子にしても各段が1から振り直されます。

    ファイル名は、文章の最初の見出しから自動で付きます。「# 議事録: 定例ミーティング」で始めておけば、議事録_ 定例ミーティング.docx として保存されます。

    Markdown Word 変換をひらく →
  3. 書式を確認する

    できあがったWordを開いて、見出しの階層と表の位置を確認します。本文は游明朝、見出しは游ゴシックの太字で組まれます。日本語のWord文書として標準的な組み合わせなので、社内の書式に合わせて直す場合も、Wordのスタイル機能でまとめて変更できます。

    AIは指示していない見出しを足すことがあります。提出前に、見出しの構成が意図どおりかを確認してください。

  4. PDFで渡す場合

    提出先がPDFを指定している場合は、Wordで開いてから「PDFとして保存」で書き出すのが確実です。Wordの書式がそのままPDFになります。

    表だけを渡したい場合は、別の道具のほうが早く済みます。数字が並ぶ一覧表であれば、AIにCSV形式で出力させてCSV PDF 変換に読み込ませると、罫線の付いた表のPDFがそのまま出ます。

できないこと(先に知っておくと迷いません)。 画像は変換されません。AIの回答に ![図](diagram.png) のような画像の記法が含まれている場合、[画像: 図] という文字に置き換わります。図が必要な文書は、変換したあとWordで画像を貼り付けてください。フォントは游明朝・游ゴシック固定です。

よくある質問

文章はどこかに送られますか?

送られません。貼り付けからWordの書き出しまで、すべてブラウザの中だけで処理します。議事録・人事資料・顧客とのやり取りなど、社外に出せない文章もそのまま変換できます。

Wordに直接貼り付けて整えるのとどちらが早いですか?

見出しが数個ある文書なら、変換したほうが確実に早く済みます。手で整える場合、見出しの設定・表の作成・箇条書きの階層を1つずつ操作することになります。逆に、記号を含まない数行の文章であれば、そのまま貼り付けて構いません。

表がずれて変換されます。

Markdownの表は、各行の | の数が揃っている必要があります。AIの出力で列がずれている場合は、貼り付けた文字列の側で | の数を揃えてから変換してください。入力欄の中で直せます。

Wordを持っていなくても使えますか?

変換自体はブラウザだけで完結するため、Wordがなくても .docx ファイルを作れます。作ったファイルは、Googleドキュメント・LibreOffice・Pagesでも開けます。ただし表示に使われるフォントは環境によって置き換わります。

関連する手順

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