保守費まで含めて、どちらが得か。
世界のサイトの4割はWordPressでできています。実績は圧倒的。それでも近年、企業サイトのWebflowへのリプレイスが増えているのは、「月額」ではなく「保守まで含めた総コストとリスク」で比較する企業が増えたからです。このページは、その比較を稟議に使える形で整理したものです。
30秒でわかる結論
Webflowが向いているケース
- 保守・セキュリティ対応の担当者を置きたくない
- コーポレート・採用・オウンドメディアが中心
- 表示速度とデザイン品質を両立したい
- 「WordPressの保守費が毎月かかっている」状態を見直したい
WordPressが向いているケース
- ECや会員制など、プラグイン前提の複雑な機能が必要
- 社内・取引先にWordPress運用の知見が既にある
- サーバーを自社管理したい要件(規程等)がある
- 既存のWordPress資産が大きく、移行の必要性が薄い
項目別 比較表
「導入時」より「運用中」に差が出ます。3年運用した場合を想像しながら見てください。
| 比較項目 | Webflow | WordPress |
|---|---|---|
| 提供形態 | SaaS(ホスティング一体型) | OSS(サーバーを自前で用意) |
| セキュリティ | ◎ プラットフォーム側が対応。プラグイン概念なし | △ 本体・テーマ・プラグインの更新を怠ると脆弱性に。攻撃対象になりやすい |
| 保守・アップデート | ◎ 不要(自動) | △ 定期更新・互換性確認・バックアップが必要(月額保守契約が一般的) |
| 表示速度 | ◎ CDN配信・静的に近い構成が標準 | ○〜△ サーバー・テーマ・プラグイン次第で大きく変わる |
| デザイン自由度 | ◎ コードに近い自由度をノーコードで | ◎ テーマ改修・自作で何でも可(開発コスト次第) |
| 拡張性(EC・会員等) | ○ 標準機能+外部連携。大規模ECは不向き | ◎ プラグインエコシステムが圧倒的 |
| CMS・記事運用 | ◎ 構造化CMS。プレビューも高速 | ◎ ブログ由来で記事運用は得意 |
| 費用構造の目安 | 月額 $14〜39(年払い)+制作費。保守費ほぼ不要 | サーバー数百〜数千円/月+制作費+保守費(月1〜5万円が相場) |
| 担当者退職リスク | 低い(環境がクラウドで完結・属人化しにくい) | やや高い(カスタマイズが属人化しやすい) |
見落とされがちな「3年総コスト」
WordPressの本当のコストは保守費
サーバー代は安くても、セキュリティ更新・バックアップ・不具合対応の保守契約が月1〜5万円。3年で36〜180万円になり、制作費に匹敵することも珍しくありません。保守を切ると、脆弱性リスクを自社で負うことになります。
Webflowは保守費がほぼゼロ
アップデート・セキュリティ・バックアップはプラットフォーム側の仕事です。月額は上がって見えても、保守契約が不要になるぶん総コストは逆転するケースが多い——リプレイスが増えている実際の理由がこれです。なお当社にも運用プラン(月額¥15,000〜)がありますが、これは延命のための保守ではなく更新・改善を依頼する窓口で、加入は任意。未加入でもサイトは安全に動き続けます。
移行はSEO評価を保ったまま可能
記事はCSVで書き出してWebflow CMSへ。URL構造を保ち、変わるURLには301リダイレクトを設定すれば検索評価は引き継げます。Web春は100記事超のWordPressサイトをWebflowへ移行した実績があります。
Web春の立場と、正直な推奨。
Web春はWebflow専門です。その前提で正直に言うと、本格的なECサイトや複雑な会員システムが主目的なら、WordPress(または専用SaaS)のほうが向いています。一方、コーポレートサイト・採用サイト・オウンドメディアで「保守の心配なく、速くて美しいサイトを運用したい」なら、Webflowを推します。STUDIOとの比較はWebflow vs STUDIO、Webflow自体の解説はWebflowとは?をどうぞ。
よくある質問
WebflowとWordPressの一番の違いは?
最大の違いは提供形態です。Webflowはホスティング・セキュリティ・バックアップまで一体のSaaS、WordPressは自分でサーバーを用意して運用するオープンソースソフトウェアです。WordPressはプラグインで何でも拡張できる反面、更新・脆弱性対応などの保守が発注側の責任になります。Webflowは保守がほぼ不要な代わりに、プラットフォームの提供範囲内での構築になります。
WordPressからWebflowに移行できる?
できます。記事データはCSV等で書き出してWebflow CMSに取り込めます。Web春では100記事超のWordPressサイトをWebflowへ移行した実績があります。URL構造を維持し、必要な箇所に301リダイレクトを設定すれば、SEO評価を保ったまま移行できます。